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 しょうなんでんしゃ のブログ
 1/80くらいの鉄道模型の工作
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洗面台のツマミの破損
我が家の洗面化粧台はかれこれ15年使っている。水を溜めるためには脇のツマミを押し引きする。
上げ下げ型のツマミはステンレスなどの金属製が多い。これは樹脂製だ。

爽やかな日曜日の朝、これが破損した。

・・・軽便祭は諦めた。

(写真の引き棒の穴は後から開けたもの)
取っ手1

ツマミと引き棒も樹脂製でありT字の付け根で割れていた。
「あぁ、ウチもか・・・orz」 
応力が集中したのだ。

取っ手破損

接着剤でチョチョッとくっ付けてもまたすぐ外れるのが目に浮かぶ。引き棒の素材は不明だがおそらくPOM(ポリアセタール)と踏んだ。接着は絶望視された。
グイッと引っ張る場所なのになぜ金属を使わないのか?これだけのために洗面台を買い換えるなんてアホらしい。修理を呼んで部品交換だけでも1万円は下らないだろう、あぁこれも“商売”なのか・・・。

手持ちの材料を思い出し、無い知恵を絞った結果、ステンレスの長ネジでツマミを貫通してネジ止めすることにした。


さて、樹脂の引き棒に下穴を開けて、タップを切って、ネジ止めした。Φ6の引き棒ならM3くらいか、2.5mmの下穴を開けた。

と、文字で書くのはたやすいが、
・まず、引き棒が外れない。
・グルグル回ってしまう。
・棒の中心に真っ直ぐ下穴を開ける。
・ネジ部は10mmくらい欲しい。
・そして、割れたら THE END 。

思いつくのは、引き棒にテキトーなパイプを被せて、これまたテキトーなパイプをガイドにドリルで穴を開ける、という方法であろう。しかしそんなパイプなど都合良く持ち合わせていなかった。

使えそうなものは無いかと工作室を見渡したら、ER16の春コレット(※)とM3用の長ナットが都合良くあった。
ERコレットをこんな使い方したら、たぶん怒られる。
しかしパイプと違い、指で引き棒をギュッと締め付けられるのは大きな利点だ。

取っ手2

ERコレット(5-6mm用)のお尻にM3の長ナットが丁度入った。
いきなり2.5mmのドリルだと樹脂棒は確実に割れる。0.7あたりから始めて1.0→1.5→2.0→2.5と徐々に穴を広げた。
M3の長ナットを使ったのは、ネジ穴(内径?)が2.5mmという点に目を付けたから。
下穴を徐々に広げるときストレートドリルではなくミニルーター用のドリルを使った。軸径が2.35mmなのだ。長ナットの内径が丁度ガイドになる。これで引き棒の中心に下穴を開けられた。

次にタップを立てた。
M3のタップは軸が4mmである。外径6mm-内径4mmのプラパイプが手元にあったので、L=10mmほどに切ってコレットに差し込んでガイドにした。
取っ手3

少しずつ少しずつタップを立てていった。

約10mmほど雌ネジが切れたところでM3の長ネジを入れてみた。
引き棒は割れていない。割れ止めとして針金を巻いておくとさらに安心だろう。
取っ手4

ツマミにはΦ3の貫通穴を開け、ナベネジの頭を沈めるため6mmのドリルで座繰った。ドリルだけでは底部にテーパーがつく、最後はエンドミルでオシャレに仕上げてみた。

穴あけもタップ立ても必ず電動工具を使い、「進行方向と回転方向」だけに力を掛ける。ピンバイスなど手持ち工具では回転軸がブレてワークが割れたりドリルやタップが折れるのだ。


ネジ頭が露出しているが、まぁ良しとした。頑張った証しだ。
あと5年くらい、せめてリフォームまでは耐えて欲しい。
取っ手5

破損から4時間で修復できた。実働2時間、あとの2時間はひたすら工具を探していた。買ったのは覚えているが見つからない!

工具はすぐ使える場所にあるべきだと痛感した。

※スプリングコレットをAliexpressで探すと、商品名は「春コレット」。
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切断機のお手入れ
我が家の切断機(シャーリング、shearing)は父親が買ったもの。40年くらいは経つのだろう。
錆びだらけだが、まだまだ切れる。

同時期に製造されたと思われるdda40x氏の切断機のハンドルが折れた事を知り、ウチのはどうかと不安になった。ハンドルのボールの色(ウチのは青色)が違うだけでインチのボルトだ。モハメイドペーパー氏の物が同じ青色のボールなのでウチの(正確には父親の)と同一だろう、40年前にピノチオで買ったとブログに述べられている。

筆者が持ってきてからはネジ込み式のハンドルと2本の足以外、分解したことが無い。これを機に分解してみた。


正確な寸法(インチサイズ?)は不明だがハンドルと回転軸の直径は約12mm。※訂正:約15.9mm=5/8インチだった。
ハンドルがネジ込まれている輪っかが、どうにも主軸から抜けない。多少は動くので錆のためではなさそうだ。よく見ると回転軸の凹みの周囲が変形していた。ハンドル先端がズレたまま長年使っていたらしい。ギヤプーラーを持ていないので、よろしくないとは知っていながらコンコンコンコン少しずつ叩きだしたり、変形した凹部をネジ穴からキサゲで削ったりしてみた。1時間かかって何とか輪っかを外せた。


2個のカムは止めネジを回しただけで回転軸からスルスルと抜けてしまった。

5-56やら6-66やらを総動員してサビ取りを行い、刃の部分は上下面のみを磨いてからアーカンソーで研いだ。切断や動作に関係のない部分はそれほどサビ取りしていない。
shearing02.jpg

そして今回の目玉であるdda40x氏の切断機のステージを組み付けてみた。
あまりにも古い型式だったので諦めていたが「使えますよ」と教えて頂いたので頒布してもらった。
shearing03.jpg

ステージが僅かに高かったので本体下部に1.5mmほどスペーサーを挟んだところ、ステージと下刃天面が面一となった。

とても使いやすくなった。

しめて18kg。

shearing04.jpg
透明プラ板のカット
片面エッチングでも表面を彫るだけなら、金属板の裏をマジックで塗り潰せば済む。

今回は片面でも切り抜き文字になるため、一文字ずつ残るようベースに両面テープで金属板を貼りつけた。
切り抜き文字の場合、透明プラ板や塩ビ板をベースに使っている。どれだけ腐食しているかが判るからだ。

透明プラ板の切断にはシャーを使った。
プラ板01

切り口の比較(左:シャー、右:カッター)
プラ板02

研磨剤
トナーを熱転写する前、予め金属板を洗浄・研磨した。

金属磨きと言えば「ピカール」だが、親水性の研磨剤として「おふろのルック みがき洗い」を使った。
研磨剤04

家庭用品ではあるが自家用車のヘッドライトの黄ばみ取りではそこそこ有名らしい。
研磨剤03


モノタロウによれば研磨剤の番手と粒径の関係は、おおよそ以下の式が成り立つそうだ。
 15000/粒度(番手)≒ 粒径(μm)

「ピカール」の研磨剤はアルミナ、粒子径=3μmなので4000番くらいに相当する。
研磨剤05

成分が灯油に分散されているので水やエッチング液を弾いてしまう。
研磨剤06


一方「おふろのルック みがき洗い」の研磨剤はアルミナ+炭酸カルシウム、粒子径は10μm以下とのこと。
2000~4000番に相当するので、ピカールと同じくらいと考えられる。
研磨剤02


余談だが、Youtubeのコイン磨きに使われているダイヤモンドペーストは、100000番(1/4μm)まである!
QCTP(Quick Change Tool Post)
筆者のQCTP(quick change tool post)はいわゆる“赤いケース”のアルミ製、ホルダーとセットで10,000円弱。

QCTP用のクランプレバーは63mmと長い。(製品番号:LDM-6B-63-OR)
65mmのものがあれば良かったが63mmまでしか無いので、QCTPの中心を2mmほど削って落とし込んだ。
旋盤で使う部品をその旋盤で作るのは何とも変な気分・・・。
QCTP02.jpg
(赤い印と三角形はリリースマーク、これも便利。)

もともとQCTPの固定用ボルトはM10かM8だった。M6のままでは切削中に動くので、手許にあったM6の鬼目ナットBタイプから挽いたスペーサーをねじ込んである。


赤い旋盤(東洋アソシエイツ KS-200、Unimat3と同じ物)は心高=46mm、QCTPもそのまま取り付けられた。
緑の旋盤(ML-210)は心高=52mmあるので、下駄を履かせるなど取付にも工夫が必要となる。
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