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 しょうなんでんしゃ のブログ
 1/80くらいの鉄道模型の工作
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OER2600の塗装(6)
一番大きい真ん中のチューリップの花弁が、張り上げ屋根の肩に掛かっている。
真横からの写真からマスキングシールを描いたので、実際の形から歪みが生じている。

まず、マスキングシールの余りを切り出し、車体に貼って実際の花弁のアウトラインをそれっぽく描いた。
OER26塗装手順38

描いたアウトラインに沿って切り出し型紙とした。
OER26塗装手順39

型紙をマスキングシールに貼ってアウトラインを描き写した。
OER26塗装手順40


さて、模様は線対称であり、反対側面は左右が逆となる。
筆者の場合、もう一枚切り出しても往々にして形が揃わない。orz...

そこで、今ある型紙を反転する必要がある。

型紙をマスキングシールの余白の裏に貼って“裏から切り抜く”と、めでたく反転した型紙が出来る。
OER26塗装手順41

反転した型紙をマスキングシールに貼って、アウトラインを描き写した。
OER26塗装手順42

これで左右がほぼ揃ったチューリップとなった。

まさに、「困ったときの“光延反転”」である。


「真鍮板などでテンプレートを切り出せば裏表が使える」という御指摘もあろう。
今回はそこまで厳密に揃わなくても良いので省略した。80系電車の金太郎塗りのように、左右が同時に見えてキッチリ揃える必要がある場合とか、10カ所~20カ所もある場合はテンプレートが極めて有効となる。

ところで、
篆刻“陽刻と陰刻”ではないが、テンプレートを作るとしたら、花弁を作るか(陽刻)?、周囲を作るか(陰刻)?
そういう時は“マスキングを切り損なっても影響の無い方”を作ることにしている。今回は花弁を後から塗るので大事なのは周囲のマスキングである。よって周囲のテンプレートを作る。マスキングの花弁の中に刃先が多少食い込もうが抜いてしまうので影響は無い。逆に花弁を先に塗ってからマスキングする場合は、花弁の形にテンプレートを作る。
まぁ、作るのが簡単な方で、慎重に切り出せば、どっちでもイイんだけどネ。
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カッターのお話
カッターのお話。

マスキングも直線だけならば普段使っているNTカッターで十分だが、細かな曲線を切り出すとなると、デザインナイフに軍配が上がる。それは持つ角度と刃の角度に関係している。

NTなど一般的なカッターは柄と刃先が一直線だ。そのまま持つと角度が付き過ぎるため寝かせて作業する必要がある。

一方、アートナイフなどいわゆる“デザインナイフ”は予め刃先に角度が付いているので、そこまで寝かせて作業する必要もない。また刃先が鋭角という点も精密な切り出し作業向きだ。切り絵の世界では最早デザインナイフが必須らしい。
マスキング用カッター01

(マスキングシールを切り抜くのも“切り絵”の一つとも考えられる。切り絵との違いは粘着シールを切り抜くこと。刃こぼれもさることながら刃先が糊でベタベタになる点が悩みだ。)


さて、そんなこんなで文具売り場をウロウロしていると・・・

Tajima製「DORA E3」というアートナイフ並みに尖ったカッターに目が留まった。
刃先の角度=30゜!
期待値大でお買い上げしてみたものの、真四角のボディが実に持ちづらい!またもやガッカリ之助である。
マスキング用カッター02

そこで、どうしたか。
DORAの替刃を一つ折ってアートナイフの軸に挟んでみたところ、これが何だか使い易い。
アートナイフでも良いが、実のところ刃渡りはこんなに要らないし、逆に危ない。
コツは刃先を飛び出させて最大限に角度を付けること。
マスキング用カッター03

DORAの替刃なら刃渡り=数ミリだ。
それと、刃先を軸から迫り出して付けることで、角度以外に持ち方の面でも長所があった。


筆者は書道(毛筆)の経験がある。硬筆はからっきしだが・・・。
毛筆の場合、(単鉤と双鉤は置いておいて)軸をほぼ垂直に立てて書く。そして点画によっては、手首をクルッと回して筆の方向を変える。
マスキング用カッター04

垂直にカッターを持つことで、この手首の動きが可能となった。
マスキング用カッター05

これで意外と細かな曲線が切れるのだ。

替刃を使ったこのやり方、書道を経験された方はお試しあれ。一寸の価値があると思う。

※同様の発想だろうか、刃先が回るデザインナイフもあるようだ。しかし切り絵ブログにもほとんど登場しないので、企画倒れのような気がする。


最後に、OLFAにも公式キャラクターがいたようで・・・
工具の世界にも萌えキャラが浸潤してきたようだ。

筆者はニパ子しか知らんかった。

え、プラモのモ子ちゃん
年がバレそうだ、若い人は知ってるんかいな?
OER2600の塗装(5)
「段取り八分、仕上げ二分」という言葉がある。
何事も準備が大切ということである。
元は大工さんの言葉らしいが、ビジネス業界においても仕事をテキパキこなす人の心得にもなっている。

模型工作でも当てはまると思う。
特に塗装作業では、丁寧なマスキングがその出来栄えを左右する。

チーチー吹き付けるのは途中で“あーでもない、こーでもない”と微調節しながら出来るが、マスキングだけは一発勝負だ。その分マスキングの位置決めと段差部分の処理は慎重に行う。

それゆえマスキングシールの切り出しと貼り付けに小一時間とられてしまう。実際に吹き付けているのは20分程度だ。毎回のエアブラシ洗浄も馬鹿にならない。

サハ×1輌、クハ×2輌を塗って勘所も掴めたところで、モハ×3輌を一度に済ませた。
OER26塗装手順37

車端のチューリップだけなので、車体のマスキングなど紙を巻いただけ、吹き込まなければ良い。
これが缶スプレーだと「え゛?」と言うくらい吹き込んでくる。こういう所でもエアブラシの方が楽だ。

しかし・・・、
クハやパンタ付きモハ、サロなどに比べて「サハ」が冷遇されているようで、何となく不憫だ。
半田付けにしても塗装にしても、まずは「サハ」から始めるのは筆者だけだろうか?
塗装の手順(5)
全ての色を無事に塗り終えたら、エアブラシを掃除する。

カップ内の掃除やらニードルの掃除やらを行うので、いつもより多くゴミが出そうだが紙コップ一つ分に収めている。
紙コップを使う方法は、こちらとかこちらで紹介されている。


プラ用塗料の塗装でも、最後の掃除にはラッカーシンナーを使っている。溶解力が強いので塗料やサフェの残りも根こそぎキレイにしてくれる。
OER26塗装手順26


まず、エアブラシ本体の後ろ側にある「軸キャップ」を外してしまう。こうすることでニードルを引ききることができる。
また「ニードルチャックネジ」を緩めるとニードルが抜けるようになる。
OER26塗装手順27


最後に使った塗料をスポイトで戻した後、わざわざプラ溶剤で掃除ぜずいきなりラッカーシンナーを入れてしまう。
ダイソーのジャンボスポイトをこのように持つと操作しやすい。そのままでは液垂れするので先端を加熱して細くしてある。
OER26塗装手順28


ラッカーシンナーで“うがい”をして、やはりブースに吹付けるのは避けてティッシュに吸わせて拭き取った後、残りをブシュ~ッと出してしまう。
これを2回くらい行えばそこそこキレイになる。
OER26塗装手順29


カップの底の部分に塗料が残っている事が多い。
“うがい”の洗液がキレイになってきたら、カップの底を小筆でシャカシャカ掃除する。
OER26塗装手順30


先端の「ニードルキャップ」にも塗料の飛沫が付いているので、小筆にカップ内の溶剤を含ませてクルクルと掃除する。
はじめは綿棒を使っていたが、ニードルの先端に引っかけそうなので小筆を使うようになった。
OER26塗装手順32


ニードルチャックネジを緩めてニードルを後ろに引き抜く。
ニードルを溶剤で拭いてみると意外と汚れているのに気付く。溶剤を含んだティッシュなら、わざわざ新らしく用意しなくても目の前にいくらでも転がっているので、割とキレイなものを使えば済む。
OER26塗装手順34


ニードルを抜いたら小筆の穂先でブラシ本体の内部、塗料の通り道をグリグリ掃除する。
OER26塗装手順31


紙コップに吹き付けたら、溶剤を数滴入れてブシュ~ッとすすぎ、最後はエアダスターで底の部分を吹き飛ばす。カップ内に跳ね上がった飛沫を拭って終了。
OER26塗装手順33


これで、キレイサッパリ!
(ニードルを逆に挿しておくとパッキン方向に液漏れしない。お尻から尖ったニードルがお尻から突き出ているので、先端をぶつけないように、怪我しないように、要注意!)
OER26塗装手順35


ここまでやってもゴミは紙コップ1杯分で済む。
OER26塗装手順36

ゴミはレジ袋に入れてしばっておき、可燃ゴミに出す。
塗料や溶剤、ゴミ袋をブースに収納して、作業終了!
塗装の手順(4)
真ん中の色を塗ってある程度乾いたら、マスキングする。御当地モノで言えば烏帽子岩だ。

このA-Oneのラベルシールがプラ塗料の塗膜を剥がさないことは、事前に確認してある。
OER26塗装手順20

花弁の中にある水玉はチューリップの真ん中と同じ色だ。
初めての塗装でこの水玉をマスキングし忘れて、どえりゃー手間を食った。


2色目のピンクを吹いた。
どれくらい吹けたのか試し塗りと比較したが、なかなか同じ色に見えない。周囲の色の違いから厄介な“目の錯覚”が生ずる。
OER26塗装手順21

Q:3色目の赤部分をマスキングしないのか?
A:はい、赤の下塗りも兼ねているのでマスキングはしなかった。

プラ用溶剤はラッカーシンナーよりも乾燥が遅い印象を受ける。ドライヤーをサッと当てて温めるが、フットスイッチを使っているので、こういう時でも手元のスライドスイッチをいちいち操作する必要が無い。
OER26塗装手順22

フットスイッチを使えば両手が空く。両手が空けばワークの保持も安定して安全にもつながる。
もっと普及して良いと思うが。

続いて、ピンク部分をマスキングする。
塗膜が剥がれないとは思うが、こういう時は比較的粘着力の弱いタミヤのマスキングテープが良いと思う。
OER26塗装手順23

普段はホームセンターで売っている3Mのマスキングテープの幅広を適宜切り出して使っているが、ココぞ!という塗り分け箇所はタミヤのマスキングテープの出番だ。何よりキメが細かいので滲みが少ない。まさに「フロンティア軌道理論」である。
ちなみにタミヤのページには「接着力が強い」と書かれているが、一般塗装用と比べれば弱い方だ。それでもホビー用としての接着力は十分あるので安心だ。ちなみにマスキングにセロハンテープを使う凄腕モデラーもいる。確かに密着性も申し分ないので滲むことは無かったが、その分、下塗りが剥げないかヒヤヒヤした経験がある。やり方も人それぞれである。


無事に3色吹き終わったらマスキングを取り除く。
この作業でもシモムラアレック 精密ピンセット 0.3mmが使い易いと思う。先端が鋭利で極細だが、摘む力は十分あるのでマスキングテープをピッピッピッと気持ち良く剥がせる。値段は張るが極めて重宝している。
OER26塗装手順24

マスキングの下から前の塗装が現れる、何回やっても緊張の瞬間だ。この瞬間が好きで塗装しているような気もする。デカールやインレタでは到底味わえない。
ある意味、“シンナー中毒”より“マスキング中毒”だ、それもかなりの重症・・・。


さて、マスキングテープを、切ったり、貼ったり、剥がしたり。この作業中、テープの小片がカッターやピンセットの先端にいつまでもくっ付いているとイライラする。指で取っても指先に付いてしまい実に不愉快だ。
そこで、ガムテープを輪っかにして机の隅に付けておくと何かと便利である。ガムテープにチョコンと触れるだけでカッターやピンセットの先から簡単に取り除くことができる。塗装中のホコリを摘み取ったピンセットも、ガムテープにチョコンと触れるだけで取り除ける。イライラした経験がある方は、是非お試しあれ。
OER26塗装手順25
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